私が従来の保育に疑問を持ち、様々な研修会にも参加してみたものの、どうもピンと来るものがなくて、悶々としながら過ごしていた時、出会ったのが小谷隆真先生です。全千葉県私立幼稚園連合会主催の研修会で
クリエイティブ・ムーブメントを教えて頂いたのが一番最初です。そのご縁で佐倉市の研修会にも講師として
来て頂き、小谷先生ご自身の幼稚園で実践されている保育内容を知り、「これだ!」と思いました。
さっそく自園で取り入れたのがクリエイティブ・ムーブメントとリズム・バリエーションです。それに飽き足らず、
保育全般の見直しの取り組みを始めたのが、平成18年の韓国での研修会以降のことです。 「どんな子どもを育てたいか」 同じ気持ちで既に取り組んでいる幼稚園の園長先生方とのご縁もあり、小谷先生の保育を学ぶFOBにも参加するようになったのです。

小谷先生は机上の空論を述べられるのではなく、ご自身が園長を勤めておられる千里敬愛幼稚園での30数年に及ぶ実践に基づき、真実の保育を私達に伝えて下さっています。長い年月をかけて築かれた保育内容をすぐに臼井幼稚園で実践するのは、困難なことです。しかしすぐに変えなければならないこともあります。
「子どもの、子どもによる、子どものための保育」は、教師が子どもを一人格者として認め、尊重し、生かす意識がないと、できません。教師が「○×しましょう」「○×してください」と子ども達に指示していると、子ども達は自分で考えることをやめ、そのうち指示がないと動けなくなってしまいます。そんな子どもに育てたいですか?それでも見栄えのよい鼓隊を見たいでしょうか?鼓隊はその際たるものなんです。教師がああしろ、こうしろ、と言うのはごく簡単なことだし、子ども達は動くでしょう。でもそこに楽しさや喜びはあるんでしょうか?
臼井幼稚園の保育改革の原点はここにあります。

臼井幼稚園の保育をより良く知って頂くために、小谷先生の著書「あたらしい表現遊び」鈴木出版から引用して、
クリエイティブ・ムーブメントについて解説します。