小谷先生に出会って、千里敬愛幼稚園の発表会研修会を初めて拝見した時、まさしく頭を殴られたような衝撃を
受けました。自分の園で行なっている遊戯会の”やらせ”の要素がはっきりと見えたからです。
  衣装を着て、担任の指示した通りに動く、こんなこと普通の幼稚園では当たり前に行なわれていることです。臼井幼稚園でも同じことをしているまでの話です。遊戯会の主役級の役ではない子ども達の悲しみ、指示通りに動けない子ども達の焦りや怒り、同じことの繰り返しでふざけていると叱らざるを得ないし「練習するよ。」と言うと「えー。」と上がる不満の声。
そんな声になるかならないかの子ども達の本音を救う手立てはないものかと悩んだものです。
  保護者の皆さんは舞台で衣装を着た子ども達が踊ったり唄ったりするのを喜んで観て下さいます。裏でどれ程の嫌な想いがあったとしても、見栄えの良さだけで満足されます。子ども達の活動はそもそも感動的なものです。
  千里敬愛幼稚園の子ども達は先生の弾く(素晴らしい!)クラシックの曲に合わせて、自由に(誰も同じでない)表現を
伸び伸びとしていました。楽しそうに、喜んで、その作品の登場人物になりきっていました。登園で行なっていた遊戯会とは
まったく異質なものでした。そして臼井幼稚園の子ども達にもこんなふうにやらせてあげたいと思いました。
そのベースにクリエイティブ・ムーブメントとリズム・バリエーションがあるのです。
  教師の指示通りにしか動けない子どもと、教師の指示がなくても自分で何をするべきか考え、動ける子ども。
みなさんはどんなお子さんを育てたいですか。